「我が家の畳のお手入れ方法は?」
「思わずコーヒーをこぼしてしまった!」
「梅雨時期のカビが心配…」
などなど、畳に関してのお悩みはありませんか?
今回は、畳を長持ちさせるためのお手入れ方法や、汚れ別の対処方法をまとめてみました。

まずは畳の「素材」をチェック
お手入れの前に、まずはお家の畳の素材を確認してみましょう。
大きく分けて、畳には3種類あります。
い草畳…い草という植物を使った、昔ながらの畳。独特のやさしい香りが特徴です。
和紙畳…和紙を細く撚ってい草のような形にし、畳表に編み込んだもの。色あせしにくく、比較的丈夫です。
樹脂畳…ポリエチレンやポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂を使用した畳。水や汚れに強いのが特長です。
素材によってお手入れ方法が少しずつ違いますので、ぜひ一度確認してみてくださいね。

日常のお手入れ方法
い草畳
まずは掃除機を、畳の目に沿ってゆっくりとかけます。
一畳あたり1分ほどを目安に、ブラシ機能は使わず、ふんわりとかけるのがポイントです。
その後、乾いた雑巾やお掃除シートで、畳の目に沿ってやさしく乾拭きします。
乾燥しやすい季節には、月に一度ほど、固く絞った雑巾で軽く水拭きをしてあげると、い草にうるおいが戻りますよ。
※新しい畳を乾拭きすると、泥埃のような色が布につくことがあります。
これは「染土(い泥)」という保護材によるもの。2週間ほどで落ち着きますので、心配はいりません。

和紙畳・樹脂畳
どちらも撥水加工が施されているため、軽い水拭きが可能です。
ただし最後は必ず乾拭きをして、水分を残さないようにしてくださいね。
日常のお掃除は、い草畳と同じく、畳の目に沿ってやさしく掃除機をかけましょう。
和紙畳は強くこすると表面が白っぽくなることがありますので、やわらかく扱うことを心がけてください。

汚れてしまった時のお手入れ
Case1. お茶やコーヒーをこぼしてしまった!
まずは乾いた布やキッチンペーパーで、すぐに水分を吸い取ります。
落ちにくい場合は、
・和紙畳・樹脂畳 → 中性洗剤を含ませた布で軽く拭き、その後乾拭き
・い草畳 → 洗剤は使わず、固く絞った雑巾でポンポンと叩くように拭く
い草は色落ちしやすいので、やさしく行ってくださいね。

Case2. 油性の汚れ(ケチャップ・バターなど)
水で薄めた中性洗剤を布に含ませ、固く絞ってからやさしく拭き取ります。
その後、水拭き→乾拭きの順で仕上げ、しっかり乾燥させてください。

Case3.小麦粉やベビーパウダーなどの粉
まずは掃除機で丁寧に吸い取ります。
残る場合は、固く絞った布で畳の目に沿って拭き取り、よく乾かしてください。

Case4. 落書き
完全に落とすのは難しいですが、
・水性ペン → クリームクレンザーをつけた歯ブラシで軽くこすり、水拭き+乾拭き
・油性ペン → 除光液で拭き取り、その後水拭き+乾拭き
※色落ちする可能性がありますので、目立たない部分で試してから行ってください。
カビやシミができてしまったら
【用意するもの】
漂白剤・雑巾・水・容器

シミの場合…
できるだけ色落ちの少ない酸素系漂白剤を水で少し薄め、雑巾などに含ませ、シミの付いた部分をたたくようにして拭きます。
最後に、固く絞った布で水拭きをし、乾拭きをしてください。
ただ、畳そのものの色素も落としてしまうのでやりすぎには注意してくださいね。
カビの場合…
エアコンの除湿機能でカビを乾燥させ、掃除機で吸い取ります。
それでも取れない場合は、少量のエタノールで雑巾を湿らせてカビを拭き、乾燥させ、掃除機で丁寧にカビを吸い取ります。
畳の目に入っていて取れないときは、歯ブラシなどでやさしくかき出してみてください。(色落ちの可能性があるので、やりすぎにはご注意を。)
焦げてしまったら
[い草]
お線香ほどの小さい焦げなら、焦げたい草を数本抜き取って、周りのい草を寄せる方法があります。大きな焦げは、歯ブラシで焦げをこすって薄くしたり、畳の補修シールを貼って目立ちにくくする方法があります。
[和紙畳]
紙やすりで焦げた部分をこすり取り、アクリル系のつや消しスプレーを軽く吹き付け、布などで馴染ませて乾かすと目立ちにくくなります。
[樹脂畳]
溶けてしまうので、ご自身での修繕は難しく、畳の補修シールを貼って目立ちにくくするか、修理を依頼してください。
凹みができてしまったら
家具の跡などで凹んだ場合は、
・蒸しタオルを3分ほど当てる
・霧吹き+濡れタオルの上からアイロンをあてる
などの方法で、ある程度改善することがあります。
その後はしっかり乾燥させてくださいね。

い草畳を長持ちさせる方法
米ぬか拭き
掃除機をかけた後、米ぬかをくるんだ綿の布でやさしく拭いてください。さらに、乾いた布で乾拭きをするとツヤが出ますよ。
米ぬかの油が染み込むことでワックス効果があり、汚れにくく、ささくれに強い畳になります。
最近では、米ぬか配合の畳用お掃除シートや、クリーナーも販売されているので、活用してみてくださいね。

畳干し(年に一度)
年に一度、畳を上げて、畳と畳下の床を乾燥させます。温度が低く、天気が良い日を選んでくださいね。
また、取り外した畳は後で入れ間違いのないよう、印をつけておきましょう。
畳のすき間にマイナスドライバーを奥まで差し入れて、ドライバーを倒す側の畳上にかまぼこ板等を置き、畳が傷まないように持ち上げます。
壁に立てかけておくか、スペースがない場合は空き缶などを差し込み、しばらく窓を開けておきます。だいたい4~5時間風を通すといいですよ。

表替え
畳表が傷んできたら、畳表だけを新しく張り替えます。(表替え)
その後、畳自体の弾力がなくなってきたら、畳を新しく新調してもよいかもしれません。
いかがでしたでしょうか?
ちょっとしたお手入れの積み重ねで、畳はぐんと長持ちしますよ。
漂白剤を使用する時は、色落ちの可能性もありますので、心配な場合はiKKAにご相談くださいね。