
こんにちは。iKKAの野村です。
今回は、私が定期点検やメンテナンスでご訪問した際によくご質問を頂く、室内木部のメンテナンスについてお話をさせて頂ければと思います。
ダイニングやリビングのテーブル、キッチンカウンターなどの木部が汚れたので綺麗に出来ないか、というご相談を頂く機会があります。
調味料などのシミ汚れ、子供が描いた鉛筆やペンの跡などがあると思います。
こういった汚れは、硬く絞った雑巾や、アルコール除菌スプレーなどで拭いたけど綺麗にならないという事が多いのではないでしょうか。 付着した汚れによってお掃除方法は変わってくるので、一つ一つの汚れとその汚れの掃除方法を調べて道具を用意するのは大変かと思います。

この写真は私が自宅で使用しているローテーブル(無垢オーク材のハギ板です)で、子供がお絵描きや色塗りをしたときの鉛筆やペンの跡がたくさんあります。
今回はこのローテーブルを綺麗にしていきます。

用意するのは、サンドペーパー(粗い目と細かい目)、ウエス、塗料、刷毛です。
1.鉛筆やペンの汚れを落とす
・サンドペーパー100番、120番

最初は、鉛筆やペンの汚れを落としていきます。
使うのは100番、120番ぐらいの粗めのサンドペーパーで、木の木目に沿って研磨していきます。
木の木目に直交するように研磨すると、擦り傷のような跡が出来るのでご注意ください。
また、一部分を強く研磨しすぎるとくぼみができてしまうので、様子を見ながら研磨してください。

汚れが取れたら、次はテーブル全体も軽く研磨していきます。
研磨したところとしていないところがあると、塗装をした時に色むらができる恐れがあるためです。
2.木の繊維を落ち着かせて滑らかに
・サンドペーパー240番、280番

粗い目のサンドペーパーでの研磨が終わった次は、細かい目のサンドペーパーで同じように研磨します。
細かい目のサンドペーパーは240番、280番ぐらいの物を使います。
粗い目のサンドペーパーで研磨した後の木材は、木の繊維が起きている状態で、ザラザラした手触りになるので、これを細かい目のサンドペーパーが軽めに研磨して落ち着かせます。
この作業をすることで、塗装をした後の仕上りの手触りが良くなります。

研磨が終わったら、研磨して出た木くずや粉を濡れていない雑巾やウエスで拭いて綺麗にします。
掃除機で綺麗にして頂いてもOKです。
3.オイルを塗布する
次に塗装仕上げをしていきます。

今回使用する塗料は、オスモのエキストラクリアーです。
サラサラした粘度で艶無し塗料なので、使いやすく木目が綺麗に出る仕上がりになります。

刷毛で塗る時は、サンドペーパーで研磨した時と同様に木目に沿って塗ります。
色々な方向に塗ると乾いた後に、刷毛ムラという線のような跡が出ることがあるためです。

4.拭き仕上げをする

塗り終わったら、すぐに乾いたウエスで木の木目に沿って拭き仕上げをします。
刷毛で塗ると塗料が重なった部分が生じて、仕上りに塗装ムラが出来てしまうので、その塗装ムラを消すために拭き仕上げをします。
それと今回使用しているオスモのエキストラクリアーは塗装した後、そのままにして乾燥するとべたべたした手触りになるので、余分な塗料を拭いて綺麗に仕上げるためでもあります。
慣れていない方は刷毛ではなく、最初からウエスに塗料を付けて、ウエスで塗布するとやりやすいです。
5.乾燥させる

12時間ほどで乾燥するので、触らないように注意して待ちます。
乾燥すればこれで完成です!
こちらがBeforeとAfterの写真です。いかがでしょうか?




塗装前に細かい目のサンドペーパーで研磨しても、木材なので塗装をすると木の繊維は多少ながら起きてしまいます。
もし、乾燥しても多少ざらつきが気になる、よりサラサラな手触りにしたい、といった場合は400番、600番などさらに細かい目のサンドペーパーで木の木目に沿って軽く2~3回ほど研磨してください。
塗装をして起きた木の繊維が落ち着いて手触りが良くなります。
今回はローテーブルでしたが、次回はダイニングテーブルも綺麗にしたいと思います。
木部のキッチンカウンターや固定棚でも同様の方法で綺麗にできますので、よろしければお試しいただければと思います。
何かご不明な点やご質問等がある場合は、iKKAにお問い合わせくださいね。
※ダイニングテーブルなどお客様ご自身で購入された家具につきましては、仕上げ塗料や仕上げ方法が異なる可能性があるので、私がお伝えした同じ方法ではできない場合があります。詳しくはその家具をお買い求めになったお店に相談して頂くことをお勧めします。

木材は汚れても手を加えることで綺麗になり、また経年変化で風合いが出てくる素材です。
樹種によっても木の風合いや経年変化は様々です。
自身でメンテナンスをすれば愛着が湧き、住まい手の成長と合わせて変化する過程も楽しめると思います。
家具や日常で使うものを選ぶ時、見た目や使い勝手だけでなく、素材そのものにも目を向けて選んでみるのはいかがでしょうか。
いつもと違った選ぶ時の楽しみがあるかもしれませんね。